三年坂(さんねんざか)とも呼ばれる産寧坂の読み方は「さんねいざか」と読みます。
テレビドラマなどの撮影にもよく使われる、京都の有名観光地の一つ。
清水寺の参道である清水坂から二年坂まで、美しい石畳の小道(路地)が続きます。
近くにたくさんの神社仏閣があることや「重要伝統的建造物群保存地区」として選定されていることから、さまざまな伝統的建築が保存され、電線類地中化(無電柱化)も進み、京都らしい景観を楽しむことができます。
代表的なものとしては、江戸時代から明治時代にかけて建てられた虫籠窓(むしこまど)のある中2階建「虫籠造町家」や、明治以降に建てられた背の高い「本2階建町家」、茶室風の和風建築である「数寄屋風町屋」など。
転ぶと死ぬという昔話の言い伝え
産寧坂で転ぶと「三年以内に死ぬか、三年寿命が縮む」という言い伝えがあります。
あくまで迷信なので、気にする必要はありませんが、どうしても気になる方は瓢箪(ひょうたん)を持って行くといいそうです。
瓢箪を持っていると、魂を瓢箪が吸い戻してくれるということです。
産寧坂の入り口付近にある瓢箪屋というお土産屋さんで、瓢箪をお守り代わりに購入できます。
ただしあくまでも言い伝えなので、瓢箪を持たずに転んでしまっても全く気にすることはありません。
産寧坂は風情のあるとてもキレイな町並みですので、恐れずに楽しく観光しましょう。
七味屋本舗
清水坂近くの「七味屋本舗」は、七味や山椒など香辛料の専門店。
七味や山椒を使ったふりかけやお菓子など、バラエティに富んだ品揃えでお土産としても人気です。
【営業時間】9:00~18:00※季節により変動します
【TEL】075-551-0738
【ホームページ】http://www.shichimiya.co.jp/
リストランテオブリーオ
また、産寧坂のちょうど中間地点辺りにある「リストランテオブリーオ」は京町屋を改装して作られたイタリアンレストラン。
町屋の外観とモダンな内装が調和したオシャレな空間で、食事やスイーツが楽しめます。
人気のメニューは京野菜をたっぷり使ったピザやパスタ、和の食材を盛り込んだデザートなど。
【営業時間】11:00~19:00
【定休日】不定休 ※詳しくは店舗へお問合せください
【TEL】075-525-3434
【ホームページ】http://www.kyoto-oblio.com/index.html
杉養蜂園
さらにリストランテオブリーオの北隣には「杉養蜂園」という、はちみつ専門店が。
蜂蜜だけでなく、蜂蜜ドリンクや蜂蜜ソフトクリームなど、テイクアウト式のスイーツもあります。
散策で疲れた時の食べ歩きにはぴったりです。
【営業時間】9:30~18:15 ※季節により異なります。詳しくは店舗へお問合せください
【TEL】075-532-1838
【ホームページ】http://www.0038.co.jp/top/
総本家ゆどうふ・奥丹清水
そして二年坂との分かれ道付近にある「総本家ゆどうふ・奥丹清水」では、こだわりの京豆腐を単品からコース料理まで、落ち着いた雰囲気の中で頂けます。
【営業時間】
平日:11:00~16:30 ※ラストオーダーは16:00
土日祝:11:00~17:30 ※ラストオーダーは17:00
【定休日】木曜日
【TEL】075-525-2051
【HP】http://www.tofuokutan.info/
他にも飲食店はもちろん、和雑貨のお店やお漬物のお店など、京都の有名店が軒を連ねています。
八坂の塔
また二年坂の辺りまで来ると眼下に見えてくるのが「八坂の塔」。
周囲の景観とマッチしたその佇まいは、京都の風情を感じさせます。
あまり知られていないかもしれませんが、実は八坂の塔の内部は拝観可能。
文化財指定の塔としては日本で唯一内部を拝観できる塔となっています。
不定休なため、塔内部に絶対入ってみたい!という方は事前に電話で確認した方がよいでしょう。
塔内部の急な階段を登ると塔の二層目に行くことができ、窓からは外の眺めを見ることができます。
石畳の坂道や東山の山々、小さいですが清水寺の三重塔も見えます。
とても貴重な体験になるので、事前に確認してぜひ拝観してみましょう。
【拝観時間】10:00~16:00
【拝観料】中学生以上・500円
【問い合わせ先】075-752-7070)
路地情報
路地名 | 産寧坂(さんねいざか)付近 |
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住所 | 京都市東山区清水 |
最寄駅 | 京阪本線「祇園四条」駅 |
アクセス | 京阪本線「祇園四条」駅から東へ徒歩10分 |
おすすめの時間 | 9:00~19:00 |
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