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- 路地(辻子、図子)とは
路地の意味
京都に多い細い路地、読み方は「ろじ」の他に「ろうじ」「ろーじ」とも読みます。
本来は「露地」と表記し、意味は大通りから折れた、民家の間の細い通路のことを言います。
最近ではこのような小路全てを露地といいますが、本来は露地は行き止まりになった小路(細道)のことを言いました。
行き止まりにならずに次の通りまで突き抜けている路地は「辻子」または「図子」(いずれも「づし」)と言います。「突抜」(つきぬけ)ともいいます。
- 「露地」「路地」・・・本来は行き止まりになった細い通路。
- 「辻子」「図子」「突抜」・・・行き止まりになっていない細い通路。
京都の路地
千年以上の歴史を持つ古都京都の路地には、その歴史が色濃く反映され、江戸時代から続く商人や職人の家並みが残り、多くの路地は竹垣と石畳で整えられています。
迷路のように曲がりくねった細い路地も特徴で周囲には古い寺社仏閣や歴史的な建物が多く集まる独特な雰囲気になっています。
間口が狭く奥行きが深い「うなぎの寝床」とも呼ばれる構造が特徴の「京町屋」の内部には、自然光と風を取り入れるための中庭(坪庭)があります。
また、京都は茶道や花道の発祥地としても知られており、その影響を受けた小さな茶室や花道の教室が路地の中に点在しています。
京都の通り名の覚え方
京都の路地に入るための「通り」は、東西と南北に直交する碁盤の目の形になっています。 この通り名を覚える「京都の通り名の唄」というものが東西、南北それぞれにあります。
東西の通り名の唄「丸竹夷」(丸太町通り~九条通りまで)
東西の通り名の唄は下記のようになります。
まる たけ えびす に おし おいけ
あね さん ろっかく たこ にしき
し あや ぶっ たか まつ まん ごじょう
せきだ ちゃらちゃら うおのたな
ろくじょう しち(ひっ)ちょうとおりすぎ
はちじょう(はっちょう)こえれば とうじみち
くじょうおおじでとどめさす
実際の通り名は下記です。
- まる(丸太町通り)
- たけ(竹屋町通り)
- えびす(夷川通り)
- に(二条通り)
- おし(押小路通り)
- おいけ(御池通り)
- あね(姉小路通り)
- さん(三条通り)
- ろっかく(六角通り)
- たこ(蛸薬師通り)
- にしき(錦小路通り
- し(四条通り)
- あや(綾小路通り)
- ぶっ(仏光寺通り)
- たか(高辻通り)
- まつ(松原通り)
- まん(万寿寺通り)
- ごじょう(五条通り)
- せきだ(雪駄屋町通り)
- ちゃらちゃら(鍵屋町通り)
- うおのたな(魚の棚通り)
- ろくじょう(六条通り)
- しちじょう(七条通り)
- はち(八条通り)
- くじょう(九条通り)
南北の通り名の唄「寺御幸」(寺町通り~千本通り)
続いて南北の通り名の唄は下記のようになります。
てら ごこ ふや とみ やなぎ さかい
たか あい ひがし くるまやちょう
からす りょうがえ むろ ころも
しんまち かまんざ にし おがわ
あぶら さめないで ほりかわのみず
よしや いの くろ おおみやへ
まつ ひぐらしに ちえこういん
じょうふく せんぼん はてはにしじん
実際の通り名は下記です。
- てら(寺町通り)
- ごこ(御幸町通り)
- ふや(麩屋町通り)
- とみ(富小路通り)
- やなぎ(柳馬場通り)
- さかい(堺町通り)
- たか(高倉通り)
- あい(間之町通り)
- ひがし(東洞院通り)
- くるまやちょう(車屋町通り)
- からす(烏丸通り)
- りょうがえ(両替町通り)
- むろ(室町通り)
- ころも(衣棚通り)
- しんまち(新町通り)
- かまんざ(釜座通り)
- にし(西洞院通り)
- おがわ(小川通り)
- あぶら(油小路通り)
- さめない(醒ヶ井通り)
- ほりかわ(堀川通り)
- よしや(葭屋町通り)
- いの(猪熊通り)
- くろ(黒門通り)
- おおみや(大宮通り)
- まつ(松屋町通り)
- ひぐらし(日暮通り)
- ちえこういん(智恵光院通り)
- じょうふく(浄福寺通り)
- せんぼん(千本通り)
京都水族館のスタッフが歌う 京都の通りの数え歌♪」
京都らしい歴史的環境形成の推進(無電柱化等)
京都市では電線類地中化(無電柱化)事業が推進され、順次工事が進められています。 電線類地中化が進み、電柱や電線がなくなれば景観が更に美しくなり、路地散歩も増々楽しめそうですね。
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