場所は京都五条、東山区の住宅街の中ほどにある「あじき路地」。
京都の数ある路地の中でも有名で、築100年以上の町屋長屋が連なる細い路地で、これまでドラマのロケ地としても度々登場しています。
長年空き家になっていたものを大家の「安食 弘子(あじきひろこ)」さんが再生し、さまざまな作家たちの創作活動の場として貸し出されています。
ゆったりとした風情ある京都の風景の中に、若きクリエイターたちの感性を感じる人気のスポットで、小説や漫画の舞台になったこともあるのだとか。
今回はそんなあじき路地の魅力をご紹介します。
あじき路地は京阪「清水五条」駅から徒歩5分ほど、京都の花街のひとつである宮川町の近くにあります。
少しわかりづらい場所ですが、五条通を東へ進み、和菓子のお店「五健ういろ」さんの角を北へ。
「大黒湯」という銭湯の煙突が目印です。
このすぐ北隣があじき路地なのですが、本当に細い通りなのでうっかりすると見逃してしまうかも。
路地の入口には入居している方の名前が書かれた看板が出ているので、よく注意して見てみましょう。
入口の小さな門をくぐると見えてくる、細い路地に職人長屋が連なるその景色は「まさに京都!」。
格子戸が特徴的な町屋の他にも、井戸をくむポンプや昭和風のレトロな街灯など、時代を感じさせるものがそこかしこにあり、昔懐かしいノスタルジックな雰囲気に包まれています。
こちらにはさまざまなクリエイターたちが集まっていますが、現在はオーダーメイドの帽子の店「EVO-SEE(エボシ)」、手作りアクセサリーの店「オリオンの小箱」、ドライフラワーの専門店「blow in house(ブローインハウス)」、「日曜日のパン屋さん」などがあります。
あじき路地のお店
あじき路地のお店や工房は、ほとんどが週末限定でオープンするので(日曜日のパン屋さんを除く)要注意。
月に数回しか開けていないお店や臨時休業など、基本的には不定休なので、お目当てのお店がある場合は、お店のホームページなどで確認してから行く方がいいでしょう。
またここに入居しているのは独立を目指す若き作家たちばかり。
あじき路地での生活でステップアップし、独立して退店されることも。
お店の入れ替わりは多いので、お目当てのお店がなくなっていた...なんてこともあるかもしれません。
こちらもよくチェックしておいた方がよさそうです。
大家である安食さんは、かつて自身も七宝焼と彫金のデザインをしていたそうで、そんな自身の経験から若手作家の支援に力を入れておられます。
町屋の提供だけでなく、時にはごはんやお菓子を差し入れしたりと、何かと作家さんたちの面倒をみているんだとか。
安食さんの温かさに触れた若い作家さんたちは、みんな親しみをこめて安食さんを「おかあさん」と呼ぶそうです。
古き良き京都の路地というだけでなく、若者たちのものづくりにかける情熱と、「おかあさん」の温かさに包まれた場所だからこそ、訪れる人々を魅了するのかもしれません。
路地情報
路地名 | あじき路地(あじきろじ) |
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住所 | 〒605-0831 京都市東山区大黒町通松原下ル2丁目山城町284 |
最寄駅 | 京阪本線「清水五条」駅 |
アクセス | 京阪本線「清水五条」駅から徒歩8分。 |
おすすめの時間 | 10:00~19:00 |
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