はっきり言って、休日の京都嵐山はいつ行っても観光客で大混雑。
桂川を眺めながらゆっくり渡月橋を渡ったりなんてとてもできません。
歩道も狭いため、前の人に続いて歩かないと迷惑がかかります。
確かに観光客が多い分、お土産屋さんや飲食店などは充実していて、そういうのを楽しむ人にはいいんですが、
純粋にその土地の風情を楽しみたいという人にとっては疲れるだけ。
そんな方は、嵯峨嵐山駅より徒歩20分ほど北に離れた場所で、 伝統的建造物群保存地区にも指定されている「嵯峨鳥居本」がオススメです。 キレイな風景なのにいつも空いていて嵐山の穴場観光スポットなんです。
観光客が少ない伝統的建造物群保存地区
伝統的建造物群保存地区は観光客はまばら。ゆっくり景色を楽しむことができます。
愛宕神社の門前町として発展してきた町並みは、
京町家特有の低い二階(厨子二階)にある塗り壁の虫籠窓を持つ町家風の民家が建ち並びます。
中には歴史的建造物を利用した雑貨屋さんや飲食店もあり、建物内も見学できます。
道を北へ進むとすぐに左手に「あだし野念仏寺」に続く石階段が見えてきます。
境内にまつられる約8,000もの石仏や石塔の光景は有名です。
しばらく歩くと右手に明治時代初期に建造された厨子二階の住居を利用した「町並み保存館」が見えてきます。(※画像は南向きに撮影)
誰でも無料で入れて、通り庭やおくどさんと呼ばれるかまど、明治時代に作られた気泡の入ったガラス窓、嵯峨鳥居本の昭和初期の精巧な模型や歴史資料などが見学でき、
保存館に常駐されている気さくなおじさんが、付近の歴史や愛宕山について詳しい説明をしてくれる時もあります。
(※保存館にはキレイな水洗トイレもあります)
ランチにおすすめ「鮎の宿つたや」
風情を楽しみながらランチするには「鮎の宿つたや」か「鮎茶屋平野屋」がオススメです。(※画像は「鮎の宿つたや」)
「鮎の宿つたや」の鮎丼(1,500円)の炭で香ばしく焼かれた鮎の味は絶品。
隣奥の「鮎茶屋平野屋」の鮎の塩焼きもオススメですが、
名物の米の粉で手造りしただんご「志んこ」(冬以外)や「柚子しぐれ」(冬限定)、桜餅(春限定)で一服するのも最高です。
嵐山観光にはぜひ立ち寄りたいお店です。
幻の愛宕山鉄道
嵯峨鳥居本の北川の愛宕街道は、幻の愛宕山(あたごさん・あたごやま)鉄道廃線跡で今でも名残が確認できます。
この愛宕山鉄道は昭和初期、嵐山駅から清滝駅(平坦線)を結ぶわずか3.4kmの路線で、
今は無き愛宕山リゾート(愛宕遊園地や愛宕山ホテル、スキー場)へ行くための鉄道でした。
当時は利用客も多く賑わったとされ、複線路線だったそうです。
愛宕山鉄道の清滝駅は、清滝川駅から愛宕駅まで(2.1km)のケーブルカー(鋼索鉄道)に連絡し、愛宕山リゾートまでを結んでいました。
やがて第二次世界大戦が始まり戦局が厳しかった日本は、各地の不要不急線に指定した鉄道の線路を撤去し、その鉄を戦争の資材として利用しました。 愛宕山鉄道も例外ではなく、たったの16年で廃線となり、同時に愛宕山リゾートもなくなりました。
路地情報
路地名 | 嵯峨鳥居本(さがとりいもと) |
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住所 | 〒616-8439 京都市右京区嵯峨鳥居本 |
最寄駅 | 京福嵐山本線「嵐山」駅 JR嵯峨野線「嵯峨嵐山」駅 |
アクセス | 京福嵐山本線「嵐山」駅、JR嵯峨野線「嵯峨嵐山」駅より徒歩20分 |
おすすめの時間 | 9:00~18:00 |
<お問い合わせ先>
「嵯峨鳥居本町並み保存館」電話番号:075-864-2406
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