京阪京津線の旧線廃線跡「陵ヶ岡みどりの径」 23.11.05  (更新: 

京阪京津線の旧線廃線跡「陵ヶ岡みどりの径」
陵ヶ岡みどりの径(りょうがおかみどりのみち)

ここ京都山科には京阪電鉄の京津線が京都の三条京阪から滋賀県の浜大津までの区間を走っており、 現在の地下鉄区間は昔は地上を走っていた転換路線区間となっており、ここ御陵に一部旧線の廃線跡が残ります。
この300mほどの廃線跡地を遊歩道に整備したのが「陵ヶ岡みどりの径」(読み方:りょうがおかみどりのみち)です。

京阪京津線の旧線とは

陵ヶ岡みどりの径の位置
陵ヶ岡みどりの径の位置

この遊歩道「陵ヶ岡みどりの径」は 京都市営地下鉄東西線の開業に伴い、1997年10月12日に部分的に廃止(※)された京阪電鉄京津線の御陵駅付近の路線跡地を活用して作られました​​。
(※廃線ではなく地下鉄への転換路線区間です。)

京津線はかつて、三条通りの路面を走り、御陵駅付近から脇に逸れて専用軌道を走行し、この専用軌道部分が「陵ヶ岡みどりの径」として再整備されました。
御陵駅は専用軌道にある駅で、御陵駅から日ノ岡駅を越えた辺りまで、さらに蹴上駅から三条京阪駅までが路面軌道となり、路面駅に停車する普通電車と通過する準急が運行されていました​​。
路面駅はどこも幅が1mもない狭いスペースで、下校時間の蹴上駅では東山高校の学生たちで溢れかえり、その横ギリギリを準急が結構なスピードで通過する姿を見る度に事故が起きないかよく心配したものです。

また、現在の御陵駅は京阪電鉄京津線時代の御陵駅と日ノ岡駅の中間に位置しており、両駅を統合した形で設置されました​​。
この地域は、天智天皇の陵があることから「御陵(みささぎ)」という地名がつけられています。

「天智天皇陵(御廟野古墳)山科陵」の美しい参道は一見の価値アリ。 「天智天皇陵(御廟野古墳)山科陵」の美しい参道は一見の価値アリ。

遊歩道に生まれ変わった廃線跡

遊歩道になった廃線跡
遊歩道になった廃線跡

廃線跡は遊歩道としてキレイな道に整備、ベンチなども設置されて地域の人の憩いの場となっています。 天気のいい日はベンチに座ってお弁当を食べるのも気持ちいいです。
居心地が良いからか、そこらじゅうに人懐っこい野良猫が幸せそうに昼寝したり日向ぼっこしています。

公園

ちょっとした遊具もあって小さなお子さんも遊べるようになっています。
敷地内にはトイレはありませんが、すぐ近くにコンビニやド綺麗なラッグストアがあります。

付近に残る遺構

車石

付近の住宅街の石垣には車石が再利用されているのを見かけます。
車石とは鉄道が出来る前のまだ舗装路などがなかった江戸時代後期、 牛車が通る道の車輪部分に花崗岩の厚板石が敷かれ、何回も同じ場所を車輪が通行することでやがて車輪が通った跡が溝となって残った厚板石のことを言います。

路地情報

陵ヶ岡みどりの径(りょうがおかみどりのみち)
陵ヶ岡みどりの径(りょうがおかみどりのみち)
路地名 陵ヶ岡みどりの径(りょうがおかみどりのみち)
住所 <北西側>
〒607-8426  京都府京都市山科区御陵下御廟野町 <南東側>
〒607-8417  京都府京都市山科区御陵別所町
最寄駅 市営地下鉄東西線・京阪京津線「御陵」駅
アクセス 市営地下鉄東西線・京阪京津線「御陵」駅より徒歩3分
おすすめの時間 9:00~16:00
付近にコインパーキング多数あり

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