祇園「新橋通り」は、京都市電の敷石を再利用して作られた石畳がとても美しい。 17.05.01  (更新: 

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祇園「新橋通り」は、京都市電の敷石を再利用して作られた石畳がとても美しい。

新橋通りは京都・東山区の東大路通りから大和大路通りまでの約400mを東西に走る通り。
白川南通りや巽橋にも引けを取らない、祇園の中でも特に風情のある路地の一つです。

ただし花見小路通りから東側はアスファルト舗装の道になっており、スナックビルや居酒屋などが立ち並び、少し雑多な雰囲気。

京都らしい町並みを楽しみたいのであれば、白川南通りと交わる地点(辰巳大明神付近)から西へ散策するのがオススメです。

この付近から大和大路通までの数100mは美しい石畳の道が続きますが、この石畳はかつて京都人の脚として活躍した「京都市電」の敷石を再利用して作られているそう。

長い年月を経て生まれ変わった石畳が、京都の歴史ある街並みを残すために役立っています。

この地域は「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されていることもあり、周囲の京町屋は丁寧に手入れされ、整備された路地はきちんと清掃されていて清潔感があります。

周囲に立ち並ぶ京町屋には簾(すだれ)かかり、格子戸や駒寄せが続く街並みの中には、お茶屋だけでなく小料理屋、カフェやバーなど気兼ねなく入れるお店も。

新橋通り付近のお店

水だき 萬治郎

辰巳大明神のすぐ近くにある「水だき 萬治郎」はその名の通り、水炊きのお店。
通りに面した小さな門をくぐると、奥に紺ののれんがかかった入口が見えます。

間口が狭く奥行きの長い、まさに「うなぎの寝床」といった造り。
店内はお座敷の完全個室で、ゆったりと食事を楽しめます。

そしてこちらのメニューはなんと水炊きコース(6,300円)のみ!

水炊きに絶対の自信があるからこそ、他のメニューは提供しないということなのでしょう。

さらにこちらは水炊きのお店という事もあり、10/1~4/30までの冬期限定営業。
それ以外の期間は休業しているのでご注意ください。

また完全予約制ですが、冬期のみの営業で人気店ということもあり、なかなか予約が取れないのだとか。

できるだけ早めに予約した方がよさそうです。

【営業時間】17:00~22:00(最終入店19:30)
【定休日】6~9月の夏期期間
【TEL】075-561-1654

花み津

「水だき 萬治郎」から2軒はさんだ西隣にあるのが「花み津」。

こちらもお茶屋をリノベーションして造られたお店で、外観からは何のお店かわかりませんが、実はオシャレな町屋カフェ。
入口にかけられた可愛らしい赤いのれんが目印です。

店内はテーブル席のみですが、それほど混雑することはなく、のんびり落ち着ける空間になっています。

コーヒーやソフトドリンクの他にアルコール、スウィーツやサンドイッチなどの軽食と、ドリンクからフードまでメニューも豊富。

値段も「観光地価格」ではなく割とリーズナブルで、ふらりと入れる穴場スポットです。

【営業時間】10:00~18:00
【定休日】月曜日・火曜日(祝日の場合は営業)
【TEL】075-561-2049

祇園MIKUNI

さらに西に進むと「祇園MIKUNI」と書かれた濃い紫色のプレートを掲げた京町屋が。

こちらはフレンチの巨匠・三國 清三シェフがプロデュースする洋食レストラン「祇園 ミクニ」。

フレンチのシェフが手掛けたお店ですが「花街の洋食」がコンセプトだそうで、比較的リーズナブルな価格で本格的な料理が頂けます。

広々とした店内は1Fにカウンターとテーブル席が3つ、2Fにはバーと個室が2室あり、きれいに手入れされた内庭には、プラントハンター西畠清順氏プロデュースの「スペイン産の樹齢200年のオリーブの木」が。

1Fのカウンターは欅(けやき)を贅沢に使ったオープンキッチンスタイルで、料理だけでなく外観や内装にもシェフのこだわりがうかがえます。

メニューは、京都はもちろん世界各国から取り寄せた、旬の食材を使ったコース料理がメインですが、アラカルトも充実していてオムライスやカレーライスといった定番の洋食メニューも頂けます。
風情ある祇園の町屋で洋食が楽しめる、隠れ家的なお店です。

【営業時間】<ランチ>11:30~13:30/<ディナー>17:30~21:00/17:30~21:00 ※完全予約制
【定休日】日曜日(不定休)※ホームページ等でご確認ください。
【TEL】075-561-3928
【ホームページ】 http://gion-mikuni.co.jp/

祗をん 八咫(やた)

祇園ミクニの2軒ほど先にある「祗をん 八咫(やた)」は、町屋を利用したオシャレなバー。

バーと言っても和食がメインで、お造りやだし巻き、天ぷらなどしっかりした食事も楽しめます。

暗くなると灯篭と入口の提灯が灯され、格子戸からこぼれる店内の灯りも相まって、京都らしい風情ある佇まいとなっています。
店内は1Fは食事メインのスペースで、カウンター・テーブル席・お座敷もあり、ゆったりとくつろげる作り。
2Fがバーになっています。

「祇園の格式にこだわらず、お客様のご満足を考える」というコンセプト通り、コースもアラカルトも手が届かない値段ではなく、割とリーズナブル。
肩ひじ張らずに祇園の雰囲気を味わえる、そんなお店です。

【営業時間】17:00~23:00 (22:00 L.O)/バー19:00~翌2:00
【定休日】日曜日(日・月連休の場合は月曜日休み)
【TEL】075-525-5511
【ホームページ】 http://www.kaland.co.jp/yata_honten/index2.html

新橋通り沿いには約50軒ほどの京町家が建っているそうで、「本2階建て町家茶屋様式」「本2階建て川端茶屋様式」「本2階建て町家数寄屋風様式」など、さまざまな様式の町屋が混在しているとか。

色々な種類の町屋を眺めることができるという点でも魅力的な場所といえるでしょう。

新橋通りは伝統ある京の街並みを楽しめる、そんな路地の一つです。

新橋通り 京うどん 辰巳 ハンドメイドの腕時計屋さん「dedegumo」 白川 有名な巽橋は結婚式の方たちの撮影で人だかりが・・・ 三角コーンも祇園仕様(^^;)

有名な巽橋は結婚式の方たちの撮影で人だかりができていました。

路地情報

新橋通り(しんばしどおり)
路地名 新橋通り(しんばしどおり)
住所 京都府京都市東山区元吉町
最寄駅 京阪本線「祇園四条」駅
阪急京都線「河原町」駅
アクセス 京阪本線「祇園四条」駅から徒歩7分。
阪急京都線「河原町」駅から徒歩12分。
おすすめの時間 9:00~20:00

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