美しい疏水分線沿いの京都「哲学の道」の見どころ。 20.10.16  (更新: 

美しい疏水分線沿いの京都「哲学の道」の見どころ。
哲学の道(てつがくのみち)

京都「哲学の道」とは、琵琶湖疏水(※)に沿って銀閣寺西の今出川通銀閣寺橋を北端として続く約1.5kmの散歩道です。
(※琵琶湖疏水とは、琵琶湖の水を京都市内に流すために造られた水路の事)

元々は、琵琶湖疏水が完成した1890年(明治23年)に、管理用道路として一緒に作られた道で、次第にここを歩く文人が増え「文人の道」と称された。

「日本の道100選」にも選ばれ、その四季折々の風景と見所の多さが素晴らしく、紅葉や桜の時期は観光客で賑わいます。

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銀閣寺側には哲学の道周辺にキレイな水洗の観光トイレが所々にあるので安心ですが、南へ歩いていくにつれ、観光トイレは減っていき、大豊神社や南禅寺の観光トイレまで行く必要ある。
(参考:哲学の道保勝会「案内図」

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銀閣寺橋

今回、北端の銀閣寺橋側からご紹介していきます。

道には敷石がキレイに並べられ、小川と小道の美しい風景となっている。

この敷石は歩行者が歩きやすいようにと、1987年(昭和53年)に廃止された京都市電の軌道敷石を転用したものです。

疎水越しの哲学の道
疎水越しの哲学の道
敷石がキレイに並べられた遊歩道
敷石がキレイに並べられた遊歩道
疎水脇のレトロな雰囲気のある建物
疎水脇のレトロな雰囲気のある建物
水深の浅い川を大きなコイがたくさん泳いでいる

敷石が設置された小道と小川の間に柵はなく、これがいい風情のある景色となっているのですが、小川の水面までは高い段差があり水量も少ないため落ちたら危ないので、小さい子供には目を離さないよう注意して下さい。

水がきれいなため小川には、水深は浅い割にとても大きなコイが背びれを少し水面に出したまま、たくさん泳いでいるのが見えます。

砂利道だがベビーカーも大丈夫

最初、銀閣寺側数百メートルの区間は舗装路ですが、途中からは砂利道に変わります。

ただし、深い砂利ではないので、ベビーカーなどもそんなに問題なく通行できます。

幸せ地蔵尊の「弥勒院」

しばらく歩くと、パワースポットとして人気の「幸せ地蔵尊」の「弥勒院」(彌勒院)(みろくいん)が見えてきます。
弥勒院は参拝自由で、御朱印ももらえます。

8:30頃から17:30頃まで開いているそうなので、幸せになりたい方はぜひ、参拝してみてください。

浄土寺上南田町地蔵尊

さらに歩くと、「浄土寺上南田町地蔵尊」が見えてきます。
かわいらしいお地蔵さんが仲良く並んでいます。

雰囲気のある古いアパート

近隣の古いアパートもとてもオシャレで雰囲気があります。
ドラマにでも出てきそうな、昭和っぽい懐かしい雰囲気。

哲学の道には四季折々の植物が咲き、春には桜、秋には紅葉が見られ、観光客で賑わいます。

ゴミ箱も所々に設置され、ごみ一つ落ちていないため快適に散歩できます。 また、景観を損なわないようゴミ箱のデザインも配慮されてます。

一部敷石の遊歩道のない箇所は細くなり、個人宅の民家の前なので静かに通りすぎましょう。

四季折々の植物 st11.jpg st13.jpg
日本の哲学者「西田幾多郎」が詠んだ歌の石碑

法然院を通り過ぎると、程なく京都大学教授、名誉教授でもある日本の哲学者「西田幾多郎」が詠んだ歌

人は人 吾はわれ也 とにかくに 吾行く道を 吾は行くなり

の石碑が現れます。

しばらく歩くと右手に大豊神社の「御旅所」が見え、反対側の左手には「大豊神社」への入り口が見えてきます。

大豊神社の御旅所 大豊神社入口 大豊神社の鳥居

さらに整備されたキレイな道は続きます。

整備されたキレイな哲学の道 整備されたキレイな哲学の道 整備されたキレイな哲学の道

やがて、右手に町並みの景色が広がり、南禅寺が見えてきます。

広い町並みの景色 南禅寺の屋根 左手には料亭
哲学の道南端の「若王子橋」

程なくして、哲学の道南端の「若王子橋」に到着です。
読み方は「わかおうじばし」ではなく「ちゃくおうじばし」です。

若王子橋を渡ってすぐにところに「熊野若王子神社」(くまのにゃくおうじじんじゃ)があり、秋には紅葉がすばらしい。

樹齢400年以上のご神木の椰(なぎ)の葉のお守りは、悩みを「なぎ倒す」と人気です。

哲学の道の歴史

当事の建物疎開 1959年(昭和34年)頃の哲学の道 1951年(昭和26年)頃の哲学の道 1972年(昭和47年)頃の哲学の道 哲学の道に住み着く猫 哲学の道の地図

哲学の道の南端側には猫も多く住み着いています。

哲学の道沿いのカフェや雑貨屋など

哲学の道は観光客が多いので、道沿いには雑貨屋の他、雰囲気のあるオシャレな飲食店が数多く点在しています。

カフェ「ポム」 京の匠 ちりめん山椒「銀閣寺こづち」 セレクトショップ・カフェ「銀鶴堂」 和雑貨「忘我亭」(ぼうがてい) 珈琲店「再願」(さがん) モビール専門店「アトリエモビール風の館2」 カフェ「GREEN TERRACE」 カフェ「五建外良屋 哲学の道店」(ごけんういろ) 和菓子店「叶 匠壽庵 京都茶室棟」

路地情報

哲学の道(てつがくのみち)
哲学の道(てつがくのみち)
路地名 哲学の道(てつがくのみち)
住所 <北端、銀閣寺付近>
〒606-8407
京都府京都市左京区銀閣寺前町
<巽橋付近>
〒606-8426
京都府京都市左京区鹿ケ谷寺ノ前町
<南端、若王子橋付近>
〒606-8444
京都府京都市左京区若王子町
最寄駅 【北端】
京都市営バス「銀閣寺道」バス停
【南端】
京都市営バス「宮ノ前町」バス停
アクセス 【北端】
京都市営バス「銀閣寺道」バス停下車すぐ。
【南端】
京都市営バス「宮ノ前町」バス停下車徒歩5分。
おすすめの時間 9:00~17:00

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