ここ天智天皇山科陵(読み方:てんじてんのう やましなのみささぎ)は考古学的には御廟野古墳(読み方:ごびょうのこふん)と言い、「古墳」と「天皇陵」はともに「お墓」という意味ですが、
宮内庁が管理する皇室の墓を「陵」として言い分けていますが、特に意味の違いはありません。
御廟野古墳は京都最古の天皇陵とされており、古くから上円直径約46m、下方辺長約70m、高さ8メートルの
「上円下方墳」とされていましたが、上円部は正八角形であることが分かり「上八角下方墳」となっています。
場所は京阪京津線の御陵駅から300mほどの所にあり、駅から昔の地上の京津線廃線跡地を利用した遊歩道を通ればすぐに見えてきます。
御廟野古墳に続く美しい参道
天智天皇山科陵の見どころは何といってもその一直線にまっすぐに伸びる美しい参道。
観光地として紹介されることもないため、いつ訪れても人がほとんどいない穴場スポットです。
この正面の参道を進むと天智天皇山科陵の門が見えてきます。
門は開きっぱなしになっており誰もいません。誰でも自由に入れますがペットはNGです。
参道を含め敷地内は常に完璧に掃除や手入れがされて枯葉一つ落ちていないので、神々しい美しさが更に際立ちます。
写真の見てください。この手入れの行き届いた石畳に映る木漏れ日がとても美しく、林のトンネルを通り抜ける時の心地良さ。是非よく晴れた日の午前中に訪れて下さい。
京都の人気の観光名所、金閣寺や清水寺、嵐山などもいいのですが、
観光客で混み合い過ぎて本来の風情や雰囲気をゆっくり味わえないことが多いです。
ひっそりと佇むこの天智天皇陵は純粋にその地の美しさを楽しみたい方にはとてもオススメです。
(もちろん、お土産屋さんや食べ歩きできるテイクアウト店などはないので、
そういった楽しみ方を期待する方はお勧めできません。)
御廟野古墳の歴史的背景
京都山科の静かな住宅街の中にひっそりと佇む御廟野古墳は、
京都市山科区にある歴史深い古墳で、古墳時代の終末期に造られました。宮内庁によって「山科陵」として治定され、第38代天智天皇の陵とされています。
天智天皇は、日本の古代史において重要な存在であり、彼の治世は日本の国家体制や文化の発展に大きな影響を与えました。
この古墳は八角形の独特な形状をしており、天智天皇の偉大な業績を象徴していると考えられています。
天智天皇は、国内初の恒久的な首都を設立し、外交や文化の面で国際的な交流を拡大したことで知られ、国内の法制度や行政制度の整備にも尽力しました。
京都山科の隠れた名所、御廟野古墳の魅力
天智天皇が築いたとされる、八角形の特異な形状の御廟野古墳は、京都の中でも珍しいタイプの古墳で、古墳時代終末期に造られたとされています。
日本の歴史上、非常に重要な天智天皇の治世は、日本の国家体制や文化の発展に大きな影響を与え、国内初の恒久的な首都「近江大津宮」を設立し、外交や文化の面で国際的な交流を拡大しました。
また、彼は国内の法制度や行政制度の整備にも尽力し、現代日本の基盤を築いたと評価されています。
御廟野古墳自体の具体的な建造年代や、そこに葬られた人物については明確な記録は残っていませんが、天智天皇との関連が示唆され、天智天皇の遺徳を偲ぶ場所として、また日本古代史における重要な遺跡として現代に伝えられています。
路地情報
路地名 | 天智天皇 山科陵(てんじてんのう やましなのみささぎ) |
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住所 | 〒607-8425 京都府京都市山科区御陵上御廟野町 |
最寄駅 | 京阪京津線・市営地下鉄東西線「御陵」駅 |
アクセス | 京阪京津線・市営地下鉄東西線「御陵」駅より徒歩10分 |
おすすめの時間 | 午前中(参拝時間:8:30~17:00) |
専用駐車場はありません。付近に最大料金500円のコインパーキングがありますのでご利用ください。
(お問い合わせ先:宮内庁書陵部月輪陵墓監区事務所【電話番号】075-541-2331)
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