「田中圖子(図子)」は京都東山区の「祇園五条」駅近くにあり、「あじき路地」の2筋北、大黒町通りから新宮川町通りへと抜ける90m程の道です。
(※ちなみに「図子」(圖子)とは細道、小路のことで、読み方は「ずし」と言います。)
大黒町通り側の入り口には「田中圖子(図子)」と彫られた石柱があるので、注意していればすぐに見つけられるでしょう。
ちなみになぜ「田中圖子(図子)」という名前なのか、地元の人にもわからないんだとか。
通りの両脇には格子や簾(すだれ)が印象的な昔ながらの民家と、それほど古くはないが昭和を感じさせる、味のある民家が25軒ほど並んでおり、昔懐かしい雰囲気。
緩やかにカーブした小路は先が見えず、この先はどうなっているのかと少しワクワクさせられます
新宮川町通り側の入り口は2階建ての民家の一部、2階の下をくぐり抜けるような造りになっていて、まるでトンネルのよう。
少し不思議な通りです。
通りを抜けると入口の上には、住民の方の表札が北側と南側に分かれて並んでいます。
家の入口ではなく通りの入口に表札が掲げられていて一風変わっていますが、これも京都の路地らしい風景ですね。
こちらの通りは店舗はなく民家がほとんどで、現在も実際に住まわれている住民の方ばかりなので、ご迷惑にならないよう静かに通るように配慮しましょう。
また、松原通りから南に延伸された「新宮川町通り」は五条通にかけて伸びており、田中圖子はこの通りに抜けられる小路です。
西側には並行して京都の花街として有名な宮川町通りがあります。京都東山の隠れた路地の一つです。
路地情報
路地名 | 田中図子(たなかずし) |
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住所 | 京都東山区大黒町通松原山城町 |
最寄駅 | 京阪本線「清水五条」駅から徒歩8分。 |
アクセス | 京阪本線「清水五条」駅から徒歩8分。 |
おすすめの時間 | 10:00~16:00 |