祇園「白川南通り」の風情ある通りは、テレビや映画の撮影などで利用されることも。 17.04.25  (更新: 

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祇園「白川南通り」の風情ある通りは、テレビや映画の撮影などで利用されることも。

白川南通りは京都・東山区の白川沿いにある路地で、巽橋から大和大路通りまでを東西に走る通り。
テレビや映画の撮影などで利用されることも多く、その風景を目にしたことがある方も多いのではないでしょうか?

距離は約150mほどと短いですが、美しく舗装された石畳、清らかな白川の流れと傍らにある木々の緑、その流れに沿って佇む京町屋と、実に京都らしい風情ある路地となっています。

この地域は「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されていることもあり、昔ながらの京都の美しい景観が守られているのだとか。

電線を地中に収める「無電柱化」も実施されており、電柱がなくなったことにより、さらに情緒ある通りとなっています。

この通り沿いには、伝統ある町屋を活かしたお店がたくさんあり、旅館やお茶屋だけでなく、カフェや雑貨などのショップも並んでいます。

白川南通り付近の立ち寄りたいお店

京都和硝子 祇園ギャラリー

巽橋付近から白川南通りを西へ進んで中ほど、表門の両側に帯のような着物が飾られた、立派な2階建ての京町屋「京都和硝子 祇園ギャラリー」があります。

こちらは硝子と着物や帯といった和服を融合させた「和硝子」の展示・販売を行っているギャラリー。
和硝子とは、着物に特殊な樹脂をつけ強化ガラスで挟み込んだものを、120~200度の高温で10時間ほど焼いて仕上げるアート作品。

和硝子作家の横田満康さんが、着物をより多くの人に伝えるためにと考案したものなんだとか。

1Fがショップ、2Fがギャラリーになっていて、金魚鉢の中に和硝子が沈められているもの、波打つようなガラスを使用したオブジェなど、独創的で美しい作品がずらりと並んでいます。

販売している作品も立派な額に入れられた大作から、印鑑入れや筆ペンといった小物まで、実にさまざま。
入場無料なので、ふらりと立ち寄ってみるのもいいかもしれません。

【営業時間】10:00~17:30
【定休日】年中無休
【TEL】075-746-5802
【ホームページ】 http://www.kyoto-waglass.com/

ZEF Kyoto Gion Shirakawa(ZEF京都 祇園 白川)

「京都和硝子 祇園ギャラリー」のすぐそば、東隣には「ZEF Kyoto Gion Shirakawa(ZEF京都 祇園 白川)」が。
こちらも町屋を利用したお店で、テイクアウト専門のコーヒースタンド。

店構えはこじんまりとして目立つ看板なども出ておらず、注意していないと見逃してしまいそう。
入口にかけられた雲の和柄のれんが目印です。

自家焙煎の豆と、日本では2台しかないというイタリア製のレバーで引くエスプレッソマシンを使って入れる、こだわりの美味しいエスプレッソが自慢。
小さなお店ですが本格的なコーヒーが手軽に頂けます。

カフェラテやカプチーノ、アメリカーノなどさまざまなオーダーに対応してくれますし、もちろんアイスもホットもOK。

散策の合間のちょっとした休憩にぴったりのお店です。

【営業時間】10:00~20:00
【定休日】火曜日
【TEL】情報なし

ぎおん かにかくに

白川南通りの中ほど、白川を挟んだ南側にある町屋の一つ「ぎおん かにかくに」。
明治13年建造のお茶屋の中で、お食事やカフェメニューが頂ける「お茶屋ダイニング」です。

店名の「かにかくに」は、歌人・吉井勇氏の代表的な歌『かにかくに 祇園はこひし 寝るときも 枕の下を 水のながるる』から来ていて、吉井氏がこのお茶屋を定宿としていたことから名付けられたそう。
この地の歴史と伝統を感じるエピソードです。

お店は祇園の雰囲気にマッチしたお茶屋構えの入口から、少し間口の狭い通路を奥へと進みます。
店内には小さな坪庭や、白川を眺められる席などもあり、ほっこり落ち着ける空間となっています。

また、こちらでは本物の舞妓さんによる京舞を鑑賞しながらお食事を楽しめる「京舞鑑賞会」や、舞妓さんの歴史に触れる「舞妓資料館」など、祇園らしい催し物も。

【営業時間】<ランチ・カフェタイム>12:00~15:00/<ディナー>18:00~22:00
【定休日】水曜日
【TEL】075-561-5879
【ホームページ】 http://www.kanikakuni.com/

PASS THE BATON KYOTO GION(パスザバトン キョウト ギオン)

大和大路通りの沿いに建つコンビニの東隣、白川を挟んだ向かい側にある2階建ての立派な町屋は「PASS THE BATON KYOTO GION(パスザバトン キョウト ギオン)」。

一見すると何のお店かわかりませんが、ここは雑貨とカフェのお店で、東京で展開しているショップの3号店だそう。
白川に掛けられた小さな橋を渡ると、大きなのれんと入口が見えてきます。

実はここ、ただのオシャレな雑貨店ではなくリサイクルショップで、そのコンセプトは「NEW RECYCLE」。

通常のリサイクルショップと違い、持ち主の品物に対する思いを大切に、センスが光る一品や、持ち主の人となりが伝わる品物を扱うことを重視した、新しいタイプのリサイクルショップです。

品物には持ち主の顔写真やプロフィール、品物にまつわるストーリーなどが添えられていたりと、ディスプレイにも独自のこだわりが。
どんな人に使われていたのかが分かれば、安心して買うことができそうです。
またこちらには「お茶と酒 たすき」というカフェとバーが併設されており、白川の美しい流れを見ながら一息つくこともできます。

カフェメニューでは、1年中味わえる「富士山の天然氷」を使ったかき氷がおススメ。
月替わりでいろいろな味が楽しめます。

果肉たっぷりの「マンゴー」から、「コーヒーゼリー」、氷の周りにたっぷりの生クリームをまとわせた「ベリーベリーホワイト」、きな粉クリームのかかった「みたらし団子」など、中にはかき氷とは思えない変わり種も。

ただし、どれもかなりのボリュームなので要注意。

【営業時間】(月~土)11:00~20:00(日・祝日)11:00~19:00
お茶と酒 たすき <カフェ>(月~土)11:00~20:00-L.O.19:00(日・祝日)11:00~19:00-L.O.18:30<バー>20:00~翌4:00(LO 翌3:30)

【定休日】年中無休
【TEL】075-708-3668/お茶と酒 たすき 075-531-2700
【ホームページ】 https://www.pass-the-baton.com/

通りの両脇には枝垂れ柳や桜の木が植えられおり、季節によって満開の桜や、眩いばかりの新緑が訪れる人の目を楽しませてくれます。

美しい自然、洗練された街並み、伝統ある町屋が溶け込んだその風景は、なんだかタイムスリップしたような錯覚さえ覚えさせられます。

白川南通りは、京都の路地のよいところをぎゅっと凝縮したような、そんな素敵な場所です。

川端通りから白川南通りへ 通りのすぐ脇にある社は辨財天さん きれいな白い石畳が敷き詰められている 大和大路通りの交差点を抜けると脇の白川に沿った路の風情がたまらない 白川南通りに沿って脇には上品な白川が流れる

川端通りから白川南通りへ入ると、通りのすぐ脇にある社「辨財天」さんがたたずむ。

道沿いのやきとり屋さん「とり新」に行列が ハンドメイドの腕時計屋さん「dedegumo」 セレクトリサイクルショップ「パスザバトン「PASS THE BATON)京都祇園店」 料理旅館「白梅」

通りの両脇に立ち並ぶ町家風の建物はまさにその時代をリアルに感じさせるほどの景色。

中に入るショップは料理旅館から腕時計屋さん、茶店、料理屋と様々。
地域の美観を保ち、意識されながら商売を営む。

路地情報

白川南通り(しらかわみなみどおり)
路地名 白川南通り(しらかわみなみどおり)
住所 〒605-0087
京都府京都市東山区元吉町
最寄駅 京阪本線「祇園四条」駅
阪急京都線「河原町」駅
アクセス 京阪本線「祇園四条」駅より徒歩4分。
阪急京都線「河原町」駅より徒歩9分。
おすすめの時間 9:00~20:00

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